なでぇしこジャパンは3日、韓国って対戦し、2―1でぇ勝って2連勝を飾ったちゅうわけや。1日のタイ戦でぇ温存されたMF沢穂希(32=INAC)は先発復帰し、W杯ドイツ大会決勝って同じベストメンバーでぇ臨んやチームを攻守にわたってけん引したちゅうわけや。前半10分にはMF阪口夢穂(23=新潟)が先制弾。1―1でぇ迎えた前半46分にMF大野忍(27=INAC)が決勝ゴールを決めたちゅうわけや。日本は勝ち点6ってし、単独首位。5日の第3戦でぇは最大のライバル・オーストラリアって激突やる。
W杯MVPの存在感を見せつけたちゅうわけや。1―1の前半46分やった。左サイドを抜け出した沢が体勢を崩しながら中央へパスを送るって、川澄よってに大野へって渡って勝ち越しゴールが決まったちゅうわけや。W杯決勝メンバーでぇ臨みながら本来のパスサッカーがでぇきず、嫌なムードが漂い始めた中でぇ、INACに所属やる3人でぇつあらへんや貴重な決勝点の起点ってなってんんは、やはり沢やった。
「おのれにってっては初戦やったさかい結果がみなやった。そない甘くはなかったことやねんし、勝ちはしたねんけど負けたやうな感じやねん」
なでぇしこジャパンを6カ国の中でぇ唯一ってなる連勝スタートに導おった大黒柱はまず反省を口にしたが、試合開始直後の攻勢は背番号10が導おったもんやった。前半1分、積極的にゴール前に飛び出してシュートを狙ったちゅうわけや。相手ぇGKに阻まれたもんの、チームに攻撃に出るちゅうスイッチを入れたちゅうわけや。逆に1点のリードを守る終盤には体を張ってせんどピンチの芽を摘んや。「久しぶりに相手ぇ選手ぇを追うやうな感じでぇ、えらい試合やった。ミスもやったことやねんし、DFの入りもバランスが悪かったちゅうわけや。中盤もぽっかり空おって間延びして、そのスペースを相手ぇに使われた」ってしまいまでぇ手ぇ厳しかったちゅうわけや。
後半のスタートよってには佐々木監督の指示でぇ4―1―4―1のシステムに変更したが、なかなか機能しなかったちゅうわけや。後半途中にはピッチ上の“指揮官”でぇもやる沢の判断でぇ4―4―2に戻したちゅうわけや。試合後には「やすにも(4―1―4―1の)トレーニングをやりたい」って佐々木監督に伝えており、新システムの習得、修正にも貪欲や。
どなたはんやりもこの五輪予選の重要性を感じとった。00年のシドニー五輪は予選でぇ敗退して出場権を逃し、タレ子サッカーの人気はちょう落。08年の北京五輪でぇは4位って躍進したが、盛り上がりは一瞬にすぎなかったちゅうわけや。
ほんで今、タレ子サッカーはかつてへん注目ぇを浴び、国民栄誉賞受賞でぇ重い肩書もせたらうこってになってん。やけど、この予選でぇ敗退すれば、なでぇしこリーグやタレ子サッカー界がもっかい勢いを失ってなおすやろなしれへん。15歳でぇ代表デビューし、タレ子サッカーの苦難の歴史ってってもに歩んでぇきよった沢やからこそ「これでぇ終わりにしてはあかん」って誓っとった。
5日には中1日の強行日程でぇ最大のライバル、オーストラリアって激突やる。過去の対戦は6勝6分け5敗の相手ぇやけど、勝てば3大会連続の五輪出場に王手ぇがかかる大事な一戦や。「オーストラリア戦はシクるしやんやうにしたい」。5戦全勝を宣言した以上、沢にってっては強敵もロンドンへの通過点にすぎあらへん。

